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イーサリアム(ETH)の将来性と今後を予想

この記事ではイーサリアムの特徴と将来性、そして今後の価格予想について書いています。

目次

イーサリアムとは

時価総額:第2位の仮想通貨

イーサリアムは、仮想通貨におけるアルトコインの1つです。※アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨のこと。

2018年2月現在では、イーサリアムの時価総額は約12兆5300円。ビットコインに次ぐ時価総額第2位の大きさです。

時価総額は、注目度の大きさとも言いかえられるので、イーサリアムがいかに多くの人から注目されている仮想通貨なのかがわかります。

イーサリアムの通貨単位は、イーサ(Ether)です。

19歳のロシア人「ヴィタリック・ブテリン」が考案

イーサリアムは2013年、ロシア人のヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)によって考案されました。(ヴィタリック・ブテリンが当時19歳のとき!)

イーサリアムは2014年7月に販売が開始されました。日本の仮想通貨取引所で販売が開始されたのは、2015年頃からです。約3年前ですね。今では、日本にあるほとんどの仮想通貨取引所で、イーサリアムを販売しています。

イーサリアムはまだ開発途中です。ヴィタリック・ブテリンをはじめとする、「ETH DEV」という開発者団体によって開発が進められています。

開発者団体「ETH DEV」がイーサリアムの開発を進めていますが、ビットコインと同じく、中央管理する組織や団体はありません。

イーサリアムを中央で管理する組織・団体がいないので、「取引手数料がかからない」「決済などに時間がかからない」「誰もが取引の動きが見れる」といったメリットがあります。

ビットコインとの違いは?

ビットコインとの違いは何でしょうか?

イーサリアムは、ビットコインと同じように「通貨の取引と保存機能」がある仮想通貨です。ただ、仮想通貨としての役割だけでなく、「契約の実行・保存機能」があるアプリケーションでもあります。

簡単にいえば、ビットコインはお金としての役割に特化していますが、イーサリアムは、お金+契約の自動化、としての役割もあるということです。

この「通貨の取引もできるし、契約も自動で行い、その記録も残せる」というアプリケーション機能を、「スマートコントラクト」といいます。イーサリアムが注目されている理由は、このスマートコントラクト技術が優れているからです。

スマートコントラクトとは

スマートコントラクトは、契約を自動的に実行・保存するしくみが優れています。スマートコントラクトは、「賢い(Smart)契約(Contract)」と直訳できます。

世の中のあらゆる契約が、スマートコントラクトを使うことで、あらかじめ決めたルールの元、自動的に実行できます。実行された取引は、半永久的にネット上で保存されます。ブロックチェーン技術が使われるので、ネット上では、誰もが契約内容を見ることができます。透明性が高いのです。第三者に改ざんされる心配もありません。

あらかじめ設定されたプログラムで、自動的に実行されるので、スマートコントラクトを使えば人件費などのあらゆるコストが削減できます。スマートコントラクトはプログラム通り、ミスなく、確実に契約が実行されます。

これまで契約をするときは、契約担当者がいて、契約書を交わして、それを証拠として残しておく。何か違反があれば、その契約書を当事者に履行を求めたり、裁判が行われたりする。

契約をする時は、第三者である担当者が必要とされたり、第三者機関が必要とされていますが、スマートコントラクトの活用でシステムが代わりにやってくれるので、人件費や時間などが削減できます。不動産業界やレンタカー、クレジットカード業界など、さまざまな分野でスマートコントラクトの活用が今後期待されます。

イーサリアムのアップデート

イーサリアムは現在も開発途中です。この記事を書いている時点では、イーサリアムを利用したアプリケーションが、さまざま業界・企業に活用されるまで、まだまだ時間がかかりそうです。

かかりそうですが、もしあなたが仮想通貨投資をしているならば、イーサリアムのアップデートには注目すべきでしょう。なぜならアップデートは、イーサリアム価格に大きく影響を与える傾向にあるからです。

イーサリアムに購入し、利益を得るためにも、今後どのようなアップデートが予定されているか知っておきましょう。アップデートの歴史も一緒に振り返ります。

フロンティア

フロンティアは、2015年7月に行われてた、イーサリアム最初のアップデートです。イーサリアムの基本的機能を導入するためのアップデートです。

ホームステッド

ホームステッドは、2016年3月に行われた、2回目のアップデートです。ホームステッドでは、前回のアップデートを振り返り、多くの人がイーサリアムをより安全に利用できるように設計されました。

メトロポリス

3回目のアップデートであるメトロポリスは、2段階に分けられています。1段階目は、ビザンチウム。ビザンチウムは、2017年10月に行われました。

ビザンチウムの目的は、匿名性の向上やセキュリティ強化などが目的です。また、「Proof of Work(プルーフオブワーク)」と呼ばれる仮想通貨取引のマイニング方法を、「Proof of Stake(プルーフオブステイク)」という方法へ変更する準備も目的とされています。

「Proof of Work」はマイニングするための高性能パソコンが必要だったり、大量の電力が必要となるのがデメリットでした。「Proof of Stake」に変更することで、マイニングするための計算量が低減されるので、電力消費の低減に繋がりますし、正当な取引内容かを確認するブロック承認作業が早くなるといったメリットがあります。

メトロポリスのアップデート、2段階目はコンスタンティノープルです。コンスタンティノープルは2018年中の予定です。具体的な日程はまだ未定です。

コンスタンティノープルでは、セキュリティ強化、スマートコントラクトの簡略化などが目的です。

セレニティ

最後のアップデート、セレニティです。セレニティも2018年中に予定されています。セレニティでは「Proof of Stake(プルーフオブステイク)」の移行完了などが目的です。

イーサリアムの将来性に注目する企業多数!

イーサリアムの活用に注目する企業は多いです。

2017年2月には、イーサリアムを、ビジネスに活用しようとする企業の集まり「イーサリアム企業連合(EEA『エンタープライズ イーサリアム アライアンス』)」が発足されました。

イーサリアム企業連合(EEA)には、マイクロソフトやJPモルガン、インテルといった世界的企業を始め、三菱東京UFJ銀行やトヨタ、KDDIといった日本の大手企業も参加しています。発足した時は30社の参加でしたが、現在では150社以上もの企業が参加しています。

イーサリアムが未だ開発途上であるのと、世界的な大企業がイーサリアムに注目しているという点を考えると、イーサリアムは今後の価格も上がっていく・・と考えるのも、自然かもしれませんね。

イーサリアムの今後の価格を予想するヒント

イーサリアムは2018年以降も将来性が期待できる仮想通貨です。

個人的には、2018年中に50万円台を突破し、100万円台まで上がっても不思議ではないと思っています(あくまで個人的意見)。

イーサリアムの今後の価格を予想するヒントとしては、次の3点が挙げられます。イーサリアム価格を予想するためのヒントにしてみてください。

有名企業の参入

2017年5~6月にイーサリアム価格が1万円台⇒4万円台に急騰しました。急騰した理由として、トヨタや三菱UFJファイナンシャルグループをはじめとした日本の大手企業が、参入したのがきっかけと考えられています。

今後も、有名企業がイーサリアムへ出資するタイミングで、イーサリアム価格が変動する要因になるのでは?と予想できます。

イーサリアムのアップデートに注目

2017年7月、イーサリアム3回目のアップデート「メトロポリス」の延期が繰り返されました。延期が繰り返されたことで、イーサリアム価格が上がったり下がったり、価格の値動きが激しく変動しました。

アップデート前は、期待感から価格が上がりやすい時期と考えれていますが、開発が難航すると、逆に価格が下がるきっかけになります。今後も続くイーサリアムのアップデートに注目すると、価格予想がしやすいと思います。

主要各国の取引規制に注意

2017年9月、イーサリアム価格が3万円台から2万円台ヘ一時的に下がりました。これは、中国の中央銀行である中国人民銀行が、ICO規制したのが一因と言われています。ICOはイーサリアムの主要市場だからです。

今後も中国をはじめとする世界主要国が、仮想通貨規制を進めると、イーサリアム価格の下落要因になりかねません。逆に世界の動きで価格が上昇する要因にもなるので、ニュースに注目していきましょう。

イーサリアムの売買ができる国内取引所

イーサリアムは、国内にある仮想通貨取引所のほとんどで取り扱いがあります。

  • bitFlyer
  • Zaif
  • ビットバンク
  • Coincheck
  • GMOコイン
  • DMMビットコイン
  • ビットポイント
  • コインエクスチェンジ
  • ビットコインボックス
  • みんなのビットコイン
  • ビットトレード

どの仮想通貨取引所で購入するかは「イーサリアム(ETH)の購入|おすすめ取引所を比較!」を参考にしてください。

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