この記事ではビットコインとモナコインの違いを比較しています。
またビットコインとモナコインのどちらを買うべきかのヒントや、どちらの通貨も購入できる取引所も紹介していますので、参考にしてみてください。
目次
ビットコインとモナコインの違いを比較
まずは、ビットコインとモナコインの基本情報の違いを比較します。
ビットコイン | モナコイン | |
決済 | 主な用途 | 送金 |
2009年1月3日 | 開始年月日 | 2014年1月1日 |
サトシ・ナカモト | 考案者 | わたなべ |
約30兆7600億円 | 時価総額 | 約640億円 |
BTC | 通貨単位 | MONA |
約1670万枚 | 発行枚数 | 約5620万枚 |
2100万BTC | 総発行量 | 1億512万MONA |
なし | 運営主体 | なし |
約10分 | ブロック作成時間 | 約90秒 |
ビットコインとモナコインは全く別の通貨なので、用途からブロック生成時間まで、全て内容が違います。
上記表で主要な部分を取り上げます。まず、主な用途はビットコインは決済で、モナコインは送金を目的に作られました。ただ、実際はどちらの通貨も決済・送金どちらの利用もできるようになっていますね。
通貨の開発が進んだのは、ビットコインが2009年で、モナコインが2014年なので、ビットコインの方が5年ほど早く開発されています。
時価総額は仮想通貨第1位のビットコインが約30兆7600億円で、モナコインは約640億円です。時価総額は、ビットコインの方が約60倍大きい計算になります。
ブロック作成時間は、いわば取引の認証スピードなので、これに関してはモナコインの方が90秒と早く完了します。
これまでの価格推移を比較
ビットコインとモナコインの、これまでの価格推移を比較します。
ビットコイン | モナコイン | |
2013年 始値~終値 | 13,226円~79,397円 | – |
2014年 始値~終値 | 79,445円~38,320円 | 8円~3.2円 |
2015年 始値~終値 | 38,379円~51,798円 | 3.2円~7.3円 |
2016年 始値~終値 | 51,816円~112,340円 | 7.3円~2.8円 |
2017年 始値~終値 | 112,340円~1,559,696円 | 2.8円~1189円 |
2018年 始値~ | 1,559,696円~ | 1189円~ |
ビットコインの方が圧倒的に価格が高いですね。
ビットコインとモナコインどちらの通貨にもいえることですが、2017年に価格が一気に上がっています。2017年始値から終値まで、ビットコインは約12倍、モナコインは約396倍です。
ビットコインの方が時価総額が圧倒的に大きいですし、実際に使われるサービス・店舗が多いので、ビットコインの将来性に期待する人は多いですが、2017年にかけてのモナコインの価格上昇を見ると、モナコインも投資対象として捨てがたいですね。
2018年も2017年と同じ勢いで価格上昇するかは分かりません。ただ上記表を見ての通り、長い目で見ると、どちらの通貨も右肩上がりで価格が伸びています。もしあなたが、今から仮想通貨投資を始める場合でも、ビットコイン・モナコインどちらとも、投資対象として検討すべき通貨だと言えそうです。
どっちを購入すべき?の判断方法
ビットコインとモナコイン、どちらを購入すべきか迷ったらその通貨の用途(使いみち)に着目してみてはいかがでしょうか?
短期売買の場合は別ですが、その通貨ができた用途を知ってそれに共感できれば、長期保有した場合の価格上昇に期待できると思います。
ビットコインの用途
ビットコインの主な用途は決済機能です。
円やドルなど国が発行する通貨の代わりに、特定の発行者・管理者がいない全く新しい形の通貨として、ビットコインは誕生しました。
もともとは、サトシ・ナカモトという人物がインターネット上で発表した論文をきっかけに、ビットコインは作られました。発表された論文をもとに、それに興味を持った有志の人達が分担してコードを書き始めました。
ビットコインは特定の管理者を必要としないP2P(Peer to Perr)のしくみを駆使した通貨です。
P2Pは銀行などの仲介者を必要とせずに、個人間でお金のやり取りができます。取引したお金の流れは、ブロックチェーン技術を使って、すべてネット上の電子台帳に記録・保管されます。
ブロックチェーン技術は、記録されたデータを第三者に改ざんされる心配がありません。改ざんの心配がないので、信用ある通貨として担保されています。
ビットコインを使えば、銀行を通す必要がないさないので、個人間での送金が手軽になります。個人間でお金のやりとりができるので、国際送金も簡単になります。送金すれば約10分で承認される早さも優れていますし、手数料も圧倒的に安いです。
これまでかかっていた「相手に届くまで数日間必要」「国際送金の手数料3000~6000円」といったデメリットがありません。国際送金が便利になり、買い物・投資にも利用できる全く新しい通貨なのです。
モナコインの用途
モナコインは、ネット掲示板「2ちゃんねる」などの書き込みに対して、チップを送るための用途で作られた仮想通貨です。
今では、オタク文化にまつわるサービスや商品を中心に、決済手段として使える通貨の位置づけになっています。
モナコインが使えるWebサービスとしては、音楽・動画などのコンテンツに対して投げ銭ができる「tipmusic」や、金券販売サイト「amaten」などがあります。
実店舗としてもメイドカフェの「maidcafe&bar HONEY&BAKE」や、ベルギービール専門店の「サンタルヌー赤坂」などがあります。
モナコインが利用できるサービス・店舗を探す場合は、こちらのサイト「モナゾン」を使うのが便利です。
日本を中心に、アニメ・マンガ・アイドルなどを愛するファン(オタク)は世界中にたくさんいます。今後もモナコインが使えるWebサービス・店舗で増えると、それに合わせて価格が上がっていくことは十分考えられます。
ビットコインとモナコインが購入できる取引所
ビットコインとモナコインが購入できる国内主要・仮想通貨取引所をご紹介します。
ビットコイン | モナコイン | |
◯ | bitFlyer | ◯ |
◯ | Zaif | ◯ |
◯ | ビットバンク | ◯ |
◯ | ビットトレード | ◯ |
◯ | フィスコ | ◯ |
◯ | Coincheck | – |
◯ | GMOコイン | – |
◯ | DMMビットコイン | – |
国内にあるどの仮想通貨取引所も、ビットコインの購入はできます。
モナコインに関しては、2018年2月時点で5つの取引所で購入できます。bitFlyer、Zaif、ビットバンク、ビットトレード、フィスコの5つですね。
そのうち、モナコインを安く購入するには取引所形式で購入できて、MONA取引手数料が無料のビットバンクがおすすめです。
また、モナコインのレバレッジをしたい場合は、Zaif一択になります。モナコインが購入できる取引所の詳しい情報は、「モナコイン(Monacoin)の購入|おすすめ取引所を比較!」をご覧ください。