この記事では仮想通貨取引所「ビットバンク(bitbank)」の特徴について書いています。
ビットバンクで取り扱っている銘柄や手数料、安全性なども書いていますので、ビットバンクの口座開設を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ビットバンク(bitbank)の特徴
ビットバンク(bitbank)は、2014年5月に設立された仮想通貨取引所です。
社長は、廣末紀之さん。仮想通貨初心者にもわかりやすい、ビットコインに関する本を多数出されています。
ビットバンクは、2017年の9月29日に、金融庁から正式に「仮想通貨交換事業者」の登録を受けました。
金融庁の登録を受けたということで、「顧客資産の分別管理」「マネーロンダリング排除のための本人確認の徹底」がきちんとされている仮想通貨取引所だと認定を受けました。今後も金融庁の監視下のもと、業務をしていくことになります。
取引所「コインチェック」が、仮想通貨NEM(ネム)のハッキング被害に遭ったとき、コインチェックは金融庁から「仮想通貨交換事業者」の登録を見送られてました。やはり取引所の安全性を図る上では、金融庁登録の有無の確認は必須となるでしょう。その点、ビットバンクは金融庁の登録を受けているので安心です。
取り扱い銘柄(コイン)
ビットバンク(bitbank)の取り扱い銘柄は全部で6種類あります。
- ビットコイン(Bitcoin)
- イーサリアム(Ethereum)
- ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)
- ライトコイン(Litecoin)
- モナコイン(Monacoin)
- リップル(Ripple)
ビットバンクでは、すべての通貨が取引所で売買されています。
取引所による売買のため、すべての通貨が市場価格が反映されていて、販売所よりも割安な価格で購入できます。
特にリップルは、金融庁に登録されている仮想通貨取引所の中で唯一、リップルを扱っている取引所です。リップルを買いたい場合はビットバンクで購入することをおすすめします。
手数料
ビットバンク(bitbank)を利用すると掛かる手数料についてご紹介します。
- 口座開設手数料
- 口座維持手数料
- 売買手数料
- 日本円入出金手数料
- 仮想通貨送金手数料
口座開設・維持手数料
口座開設手数料と口座維持手数料は、他の取引所同様、無料です。
売買手数料
注目したい売買手数料は、2018年3月31日まで、全ペア無料キャンペーン中なので、どのコインも売買手数料がかからず取引できます。
取引所形式で売買できるものの、売買手数料が全通貨無料なのは魅力ですね。
日本円入出金手数料
日本円入出金手数料ですが、ビットバンクに日本円を入れるときにかかる入金手数料は、銀行振込手数料のみ。(各金融機関で手数料が異なります)。
日本円出金手数料は、ビットバンクに入れている日本円をあなたの銀行口座へ振り込んだときにかかる手数料で、それが3万円未満なら、540円。3万円以上なら756円です。
入金手数料 | 出金手数料 | |
日本円 | 各金融機関の銀行振込手数料 | ・3万円未満:540円 ・3万円以上:756円 |
仮想通貨送金手数料
仮想通貨送金手数料は、ビットバンクのウォレットに入れているあなたが保有している仮想通貨を、別のウォレットに送ったときにかかる手数料です。
下記の通り、各仮想通貨によって、かかる送金手数料は違います。
仮想通貨送金手数料 | |
ビットコイン | 0.001BTC |
ライトコイン | 0.001LTC |
リップル | 0.15XRP |
イーサリアム | 0.005ETH |
モナコイン | 0.001MONA |
ビットコインキャッシュ | 0.001BCC |
安全性・セキュリティ対策
ビットバンク(bitbank)は、金融庁の厳しい審査を通り、金融庁登録を受けている仮想通貨交換事業者です。そのためユーザーが安心して利用できる、一定レベルのセキュリティを確保しています。
顧客資産はネット環境にはないコールドウォレットで保管し、マルチシグで取引所内部犯の対策もしています。
ビットコインのセキュリティ専門企業である「BitGo」とも提携し、世界最高レベルのセキュリティ保全に努めています。
実際にビットバンクを使うときは、あなたのスマホと連携してセキュリティの高いログインができる2段階認証の設定もできます。複雑なパスワードを設定し、2段階認証も使えば、より安全にあなたの資産を守ることができます。
ビットバンクのメリット
ビットバンク(bitbank)の他の取引所より優れている点を4つをご紹介します。
(1)売買手数料が無料!
上でも触れたとおりで、ビットバンク(bitbank)はキャンペーンにより、売買手数料が無料になっています!
ビットコインの売買はもちろん、他のアルトコインも売買手数料が無料になっています。
あなたの投資スタイルがガチホではなく、頻繁に売買を繰り返すスタイルなら、すべての通貨の売買手数料が無料なのは嬉しいポイント。
なお、いまのところ売買手数料無料キャンペーンは、2018年3月31日までを予定なので注意してください。
(2)全てのアルトコインが取引所で買える
ビットバンク(bitbank)で取り扱っているすべてのアルトコインが取引所で買えるのも魅力です。ビットバンク以外のほとんどの取引所では、アルトコインは取引所では購入できません。
取引所ではなく販売所で買える場合がほとんどなのです。取引所での購入なので、きちんと市場価格が反映され、販売所よりも安い価格で購入しやすいです。
※取引所と販売所の違い
取引所
ユーザー同士の取引で売買が成立する場所。一般的には、販売所よりも安い値段で通貨が購入できる。販売所に比べ、取引成立までにかかる時間が長い傾向にあり、取引の手間も少々かかる。
販売所
ユーザーとその仮想通貨取引所の2者間で売買をする場所。仮想通貨取引所が保有している仮想通貨をもとに売買する。取引所に比べ売買が成立しやすく、取引の手間が少ないメリットがあるが、通常は取引所よりも高い価格になっている。
安く買うなら・・
取引所と販売所、どちらで購入するにせよ、仮想通貨を売買することに代わりはないですが、安く買いたいなら市場価格が反映されている取引所の方が有利の場合がほとんどです。
そのためアルトコインを安く買えるのは、全てのコインを取引所で扱っているビットバンクがおすすめです。
(3)レバレッジ20倍&追証なしでできる
取引所ビットバンク(bitbank)を運営しているビットバンク株式会社は、ビットコインFXを専門とするビットバンクトレード(bitbank Trade)も運営しています。ビットバンクのアカウントがあれば、ビットバンクトレードにログイン可能です。
ビットバンクトレードでは、レバレッジ最大20倍と、追証なしのレバレッジ取引が可能です。
レバレッジ取引とは、自分のお金を証拠金として取引所に預け、そのお金の何倍もの金額を仮想通貨取引所から借りて、取引することをいいます。ビットバンクトレードの場合は、レバレッジ比率・最大20倍まで設定できるので、たとえば5万円を証拠金として預ければ100万円分の取引ができるということです。
また、追証(追加証拠金)とは、定められている証拠金維持率を下回った時に、資金の追加を求められることです。資金を追加しないと、注文ができなくなるのに加え、約定されていない(売買が成立していない)注文はキャンセルとなります。追証を必要としないことで、自分の口座に入れている分のお金しか損をせず、借金を背負う心配がありません。
ちなみにもっとレバレッジ比率が高い取引が希望なら、レバレッジ比率最大25倍のGMOコインがあります。
(4)高機能なチャートツールも搭載!
ビットバンク(bitbank)は、100種類以上のテクニカル分析が行えるTradingViewを搭載しています。
TradingViewは、テクニカル分析に必要な様々なツールを提供しています。高機能かつシンプルなチャート分析ツールで、初心者でも簡単に扱うことができます。
パソコンはもちろん、スマホやタブレットでもストレスなく利用ができるインターフェイスになっています。複数の分析ツールを同時に使っても動作が軽いので、スマホやタブレットでも軽快にトレードできます。
ビットバンクのデメリット
ビットバンク(bitbank)を利用する上でのデメリットを2つご紹介します。
(1)取引量が少なく、売買が成立しにくい
ビットバンク(bitbank)のデメリットとして、取引量が少なく売買が成立しにくいという点です。
ビットバンクはユーザー同士で自由に指定した価格で取引ができる取引所での売買となるので、取引量が少ないとあなたが希望する仮想通貨価格での売買が成立しにくくなります。
ビットバンクは他の大手取引所に比べると、まだまだ利用者数が多くありません。アルトコインを含めたすべての通貨が指値注文で売買できるのはビットバンクのメリットですが、売買が成立しにくいのは気になるところ。
ただし、売買が成立しにくいのは何千万円~何億円といった単位の大きな金額の取引のケースがほとんどなので、それ以下の金額で売買であれば、そこまで気にする必要はないかもしれません。
(2)イーサリアムとライトコインが日本円で売買できない
ビットバンク(bitbank)では、イーサリアムとライトコインが日本円で売買できません。イーサリアムとライトコインを売買する場合は、日本円(法定通貨)ではなく、ビットコインで売買しなくてはいけません。利便性という観点からは、不便に感じますね。
また、リップルに関しては、日本円でしか売買できず、ビットコインでの売買はできません。
ビットフライヤーやZaifといった国内人気取引所は日本円でもビットコインでも売買できるところがほとんどですが、ビットバンクの通貨ペアが上記のように限られているのは、不便に感じる点です。